今日のこと

 今日はお昼からゼミだったのでそれにあわせて出勤。ゼミでは以前書いたように、必ずお茶&お茶菓子が出るので、お昼ごはんは少し少なめを心がけている。
 さて、1時過ぎにゼミ室へ行ったら、1人しか来ていない。「どったの?」と尋ねたら、「いまメール来ました。なんか今日休み多いですよ。」という返事。1人が入院して手術前(これは事前に分かっていた)。2人が体調不良で欠席。3名遅刻。3名不明。しかも、欠席のうちの1名はレポータ。これじゃゼミができないじゃんか。
 約1時間遅れで遅刻の3人が到着してようやく形になってきたが、もう1人の報告内容もレジュメを見るかぎり中途半端で、これだと「来週もう一回やって」ってことになりそうだったので、仕方ないので今日の分の報告は来週まわし。お茶会に切り替わる。
 ゼミ旅行の話などをしていたが、なんだかいい加減で、何時に集まっていつ頃到着になるのかとか、そもそものコンセプトとかまったくわからない。つまり宿が決まっているだけ。むかっと来たので、つい「企画書を提出せよ」とか言ってしまった。あんたたちアバウト過ぎ。
 さすがにお茶会を何時間も延々とできないので、3時過ぎには撤退。雑用をささっと片づけて、盛山和夫の『権力』(東大出版会)とか読んでたら、よそのゼミの院生が修論の相談に来る。テーマを労働問題に変えたいということは事前に聞いていて、メモ書きももらっていたのだが、改めて話を聞いてみる。「先日帰省したら、話を聞いた20代から40代の働いている女性が、仕事について口をそろえて同じことを言っていて、怒りを禁じ得なかった」というのがテーマ変更の理由らしい。
 いやそれはいいんだけど、じゃあ調査とかの対象は、方法は、理論的枠組みは、先行研究ってなに、なんでその地域でやるの、とか問いただしてみると、きちんと答えられないというか、何も答えがないというか。結局実際に小一時間問いつめてました。胸の中で「どーゆー指導してんだあんた」と指導教員に毒づきつつ、懇々とお説教。まあそれだけでは何も先に進まないので、じゃあとりあえずなんか参考になるかも知れないようなものを読んでみますか、ということで、木本喜美子『女性労働とマネジメント』(勁草書房)などを取り出して、今年修了した元ゼミ生*1を呼び出し、「あんた一緒にやるよね」(←アカハラ)と担当を割り当て、日程を調整する。
 問いつめたせいで一時的にハイにはなったが、帰宅したとたん精神的憔悴に襲われて横になってしまう。気がついたら11時。げ、明日までに森岡正博さんのリブ論(『生命学に何ができるか』所収)をしっかり読み返すつもりだったのに。てゆーか、おなかすいた。

*1:なぜだか毎日大学にいる。今日は院生研究室で料理をしていた。