おふろでごはん

 今日は昨日書いたように、朝から県の審議会関係の仕事があった。(審議会そのものではない。)具体的に何をやっていたのかはここでは割愛するが、要するに会議である。
 その中で、話が行政による育児支援のところにさしかかったときだ。わたしの隣に座っていた女性が、耐えきれなくなったかのように口を開いた。
 「共働きで、残業してるご夫婦なんか、7時の延長保育の終了に間に合わないで、8時とかになっちゃうんですけど、そうするとそれから家に帰って、ごはんも作るのが大変だからお総菜っていうことになって、お風呂に子ども入れて寝かしつけると、もう11時とかなんですよ。朝の7時からの保育を利用される方もそういう遅くなるお宅の方が多いんですけど、少ない時間でごはん食べて、おふろ入って、自分が持ち帰った仕事して、ほかの家事もしてっていうことになると、ほら子どもって食べこぼしとかするじゃないですか。じゃあ服とかいろいろよごさないように、よごされて一つ仕事が増えたらどうしようもないですからね。っていうか、よごれてもいいようにするためにどうするかっていうと、おふろでごはん、なんだそうなんです。」
 ……え?
 「おふろだと裸だから服もよごれないし、こぼしてもすぐ洗えるし。」
 ……ネタみたいに書いてるかも知れませんが、ネタではありません。マジです。
 そのあと、この話に皆さん動揺したせいなのか、会議の進行に支障をきたしたことを付け加えておきます。あまりにも衝撃的。新しい食文化の芽生えかも知れません。
 今見たら、今日もらった資料の当該箇所に、わたしの字で「おふろパーティ」というメモ書きが残されていました。