いただきもの

教育評論の奨め

教育評論の奨め

 著者から。わたしのようなものにまで、ありがとうございます。(先生、刊行のペース早いです!)

〈目次〉
 
序論 教育評論とはなにか
 
I 制作されたものについての評論
1 [時論――インタビュー形式による]二〇〇三年
 日本の人づくりシステムにとって近代学校はなにだったのか
2 [時評]一九八七年
 日本における教える技の成り立ちにくさ
3 [回顧と展望]二〇〇一年
 タテ社会日本の大学
4 [提言]一九九六年
 大学改革の盲点――法人化のまえに
5 [持論――ある対話]二〇〇三年
 学校の「教育評価」をめぐって
6 [時論]二〇〇三年
 宗教の「教育」性・「教育」の宗教性
 
II 制作の言説についての評論
1 [誌上シンポジウム]一九六四年
 関心・態度論――学力の三層モデル論を評する
2 [自著自評――対話形式による]二〇〇三年
 教育学はどうすれば有効な学問になりうるか――フォークとメタ
3 [書評]一九八九年
 東井義雄著『村を育てる学力』評――「生活の論理」の両義性
4 [自著自評――インタビュー形式による]二〇〇二年
 二冊の『日本の学校』の間――学校の苦難をどう打開するか
5 [提言]一九八八年
 教育史の時代区分と領域区分
 
あとがき

 ※第I部、第II部のタイトルに見える「制作」とは、序論に「教育学とは制作(ポイエシス)の学のひとつである」(p.7)と述べられているところからきている。