今日買ったもの

 新幹線の中で読んだ。

 グイン・サーガ新刊。こんなところに出てくるとは思いませんでしたよ、フロリー。(表紙絵右側の人物。)つーか、マリウス鬼畜。

安楽椅子探偵アーチー (創元推理文庫)

安楽椅子探偵アーチー (創元推理文庫)

 松尾由美さんの文庫新刊(単行本は2003年刊)。『バルーン・タウンの殺人』(ハヤカワ文庫JA)もそうでしたが、奇想天外な設定をうまく活かした連作もの。
 安楽椅子探偵とは安楽椅子(アームチェア)に座って、依頼人の話を聞いて誰が犯人か言い当てる、という仕事(?)をしてる人。でも、このお話の探偵は、安楽椅子に座ってるんじゃなくて、安楽椅子そのもの。「イナイ、イナイ……ドコニモイナイ……」ではなくて、もっとちゃんとことばをしゃべります。そして推理します。名前は「アーチー」。ームェアだから。(いささか「ーク」、じゃなかった、「ょく」なネーミング。)なぜしゃべれるのか、というところにも、いちおう「事件」がからんでくるんですよね。