シンポジウム:ジェンダー概念について話し合う

 上野千鶴子さんが都教委に国分寺市での講師任用を拒否された事件をきっかけに、改めて“ジェンダー”概念を問い直すためのシンポジウムが企画されました。
 以下、メールより編集・整理してお知らせします。(内容に関わる変更は行なっていません。)

■概要

ジェンダー概念について話し合うシンポジウム」

  • 日時:2006年3月25日(土) 午前10時〜午後5時
  • 会場:港区男女平等推進センター・りーぶら ホール(JR田町駅東口徒歩4分)
  • 主催:「ジェンダー概念」シンポジウム実行委員会
  • 共催:イメージ&ジェンダー研究会、日本女性学会
  • 資料代:1,000円
  • 連絡先:symposium_0325@excite.co.jp (@マークを半角にしてください)

※事前申し込みは不要。会場は200席、定員に達し次第締め切ります。
※受付で住所・氏名を記入していただきます。
※昼食持参をおすすめします。
※取材をご希望のメディア関係者の方は、必ず事前に事務局までご連絡をお願いします。

■プログラム

  • 司会:細谷実・赤石千衣子
    • 開会挨拶(米田佐代子)
    • 趣旨説明(細谷実)
  • パネル報告(10:15〜11:35、一報告20分)
  • ランチ休憩(11:35〜13:00)
  • パネル報告(続き、13:00〜13:40、一報告20分)
    • 5. 市民と行政と学界のはざまで(丹羽雅代)
    • 6. ことばは生きている あるいは よりよき相互理解のために(加藤秀一
  • 休憩(20分)
  • 全体討議(14:00〜16:50)

■開催趣意

 委嘱希望講師として上野千鶴子さんが挙げられていた、市民参画で企画していた国分寺市の人権講座が、「『ジェンダー・フリー』の言葉や概念に触れる可能性があ」るという理由で、委託元である東京都教育庁によって難色を示されました(昨夏)。それをうけ、国分寺市は、準備会の計画通りの内容で正式に東京都に提出して欲しいという市民側の希望を聞き入れず、受託を取り下げることにより講座じたいを中止しました。
 これまで、男女混合名簿についての通達、性教育に対する一部都議に煽られての介入、「君が代」斉唱をめぐる教員処分など全国でも突出して強権的支配を教育に対して行ってきた東京都の教育行政が、生涯教育の分野でも同様な暴挙に出たわけです。
 これに対してジェンダー研究者を中心に、約2000人の署名とともに都に対する抗議運動を起こしました。今回のことは、国分寺市、東京都のことがきっかけではありますが、それだけにとどまらない、性差別撤廃を目指す研究や運動に対する一連のバックラッシュに対する広汎な市民を含む対抗運動であると把握しています。
 この暴挙に抗議する運動を進める中で、「これまで、ジェンダー概念についての意見交流が、市民、研究者、行政、メディア相互の間で不十分ではなかったか?」という反省が出され、遅ればせながら今回のシンポジウムを企画することとなりました。
 1970年前後からのフェミニズムの活性化に影響された女性学の中心概念である「ジェンダー」は、豊かな広がりと生産性を有したものであったし、今後もそうでしょう。それだけに、いろいろな含意や用法が重層的に存在しています。しかも、90年代になってかジュディス・バトラーらの理論が出て、議論はいよいよ錯綜して、一般の理解も多様になって来ました。
 それらの多様性を「混乱」と称して保守側は初等中等教育の場に介入し、さらに、生涯教育や、大学における「ジェンダー」研究・教育にも干渉しようとしています。そうした悪意や敵意に基づく批判はともかく、「ジェンダー」概念をめぐる多様な見方や意見に耳を傾け交流しあうことが、現在、男女平等・男女共同参画社会の進展には必要と思われます。
 今回のシンポジウムでは、学界での「ジェンダー」概念についての整理を研究者がおこない、「ジェンダー・フリー」についての教育学および現場の教育者の理解や実践上の問題、市民およびシャーナリズムでの「ジェンダー」の受け取り方について、ともに語りあうために、研究者、教育者、市民にそれぞれの問題提起をしていただきます。以上で約2時間余、後は、たっぷりと時間をとって参加者全員で意見交換をしていきたいと考えています。
 なおこのシンポジウムにはメデイアのみならず政治家、行政からの参加も歓迎します。
(一部表記および改行位置を変更)

■……長い

 休憩こみで7時間、今のままの体調ではおそらく耐えられないです。参加は迷っています。