Wify

 「うぃっふぃ」と読む。「あなたにとって大切なもの/ことは何ですか」という問いに始まる、対話型問題発見方法。もっとも、"What is important for you?"の頭文字を取ったもの、と冊子には書いてあるのだけど、それだと"WIIFY"になるんじゃないかと思うのだが。
 たとえば、セクシュアリティについてなら、「女の子/男の子としてなくなったら困る大切なもの/ことは何ですか」という問いから始まって、子どもたちの答えを聴きながら、いろんな人の「大切なもの/こと」について考えるという時間をつくることができる。
 これも一種の性教育である。知識偏重ではなく、何がひとりひとりにとって大事だと考えられているのか、その違いや共通点を見つけ出すというプロセスとしての。そして、このプロセスをふんでいくことで、他人にとって「いやなこと」はどんなことかとか、「いやなこと」はしないとか、そういった理解へと導くことも可能だろう。
 Wifyについては、福岡大学医学部公衆衛生学教室へ。

 最近はさらに"Wimy"(What does it mean for you?)へと発展中らしい。
 なお、冊子(ISBN:4901961004)は永幡幸司さん(福島大学共生システム理工学類)からいただきました。