決勝R・勝てなかった

 バレーボールワールドグランプリ決勝ラウンド、グループ戦で2連敗、5位・6位決定戦で中国に完敗と、都合3連敗。いや、やはりトップの国には勝てない。
 ブラジルとの第1セットはややいい出来のようにも見えた。特にこの試合はサーブがよかったように思う。もっとも予選のロシア戦、ブラジル戦のように、逆に相手のサーブで崩される(特に今回の大会では木村沙織が徹底的に狙われた)ことも多かったが。木村、荒木、小山の成長で攻撃力は増したものの、サーブカット、あるいはブロックと、守備で相変わらず課題が残っている、というところか。
 それにしても、木村は攻撃面で急成長した。もちろん身長もそこそこあるから当たり前なのだが、バックアタックもさることながら、ストレートのきわどいコースを狙ったスパイク、ワンタッチの取り方など、「うまい」攻撃が目立った。外見がアレなのでなんとなく頼りなく見えるが、プレーには年齢を超えた巧さが出てきたと思う。