外国人研修の現状と問題
学内向けの研究会案内ですが、ご紹介。
第1回外国人研修制度研究会:
福島県内の外国人研修・実習制度の現状と最近の案件について
- 日時:2007年3月9日(金) 13:00〜15:00
- 場所:福島大学行政政策学類3階中会議室
アジア各国から受け入れが進む、いわゆる「外国人研修・実習生」制度。
海外から研修・実習生を受け入れて、日本の技術や知識の修得を通じて、技術の海外移転をはかる「国際貢献」として始まったこの制度ですが、研修が実際にはほとんど行なわれず、時給300円前後の違法な低賃金で単純労働者としてあつかうトラブルが各地から報告されています。さらに、東北地方や福島県内でも深刻な実態があることが明らかになってきました。福島県は、東北6県でもっとも多い2000人を超える研修・実習生を、縫製加工・機械部品生産・農業などの分野で受け入れ、その数は急速に増えています。情報や外部との接触を断たれて生活する中で、研修生たちに今、何が起こっているのか。福島県の産業活性化の中に、どのように有効にこの制度を位置づけることができるのか。第1回研究会では、福島県田村市の縫製加工会社で起こった最近の案件から、制度のあり方を検討したいと考えています。
ご関心のある方の参加をお待ちしています。