今日はのろのろと

 一橋大学大学院社会学研究科の英語の入試問題などを解いてみる。2004年度と2007年度と(いずれも秋入試)。勤務校に受験生がいるので。
 2004年度の問1は良問。それほど難解な内容でなく、かつ適度に訳しにくい。訳しにくいというのは文や文章の内容が難しいということではなく、英語がきれいな日本語にしにくいということ。問2、問3はまあ普通(ただ、問2と問1で内容がかぶってるのは美しくない)。問4はよくわからん。文はやたら平易だし、ミスタイプかこれ?というところも1カ所あったりする。ただ下線部最後のit...whichの強調構文は間違える人が多いかも。
 2007年度の問1はすごくオーソドックスな社会学/社会科学の文章。このぐらいはすいすい答えを書きたい。反対に問3、問4*1ポストモダニズムやメタファへの言及があったりして、ちょっととまどう人もいたかもしれないと思った。
 けっこう全文訳が多くて、量的にしんどそう。A4で2枚びっしりの英文を2時間で訳すことになるわけだし。大丈夫かなあ。

*1:これ、出典がわかってしまった。Lakoff and Johnson の Metaphors we live by (1980)だ。訳があるよ。