吉田容子『地域労働市場と女性就業』

地域労働市場と女性就業

地域労働市場と女性就業

 研究会関係。最初の部分を少し読んだ。
 これも地理学の分野でした。山間部の話もかなり出てきます。

■目次

  • 第I章 はじめに
    • 第1節 「労働力の女性化」と女性の就労意識
    • 第2節 就業女性に注目することの意義
    • 第3節 本研究におけるジェンダー視点と着眼点
    • 第4節 地域労働市場ジェンダー視点
    • 第5節 本研究の構成
  • 第I編 地域労働市場と就業女性に関する諸研究
  • 第III章 日本の研究動向
    • 第1節 社会学および経済学における研究動向
    • 第2節 地理学における研究動向
    • 第3節 英語圏の研究との比較および今後の課題
  • 第IV章 過疎山村の経済維持基盤と女性労働力の析出構造
    • 第1節 山村経済と女性労働
    • 第2節 山村の経済基盤の変容と地域労働市場
    • 第3節 山村世帯の就業状況
    • 第4節 世帯構成員の賃労働化と山村への残留
    • 第5節 ダム建設による山村経済への影響
    • 第6節 地域労働市場と住民の就業
    • 第7節 過疎山村における雇用女性労働力の重要性
    • 第8節 山間地域の労働市場分析とジェンダー視点
  • 第V章 地域労働市場における「ジェンダー秩序」の再編
    • 第1節 就業女性を取り巻く経済環境の変化
    • 第2節 繊維産業におけるジェンダー視点の重要性
    • 第3節 繊維産業における労働力供給地と性別職種分離
    • 第4節 労働市場における性別職種分離の変化
    • 第5節 「男性職」への女性の進出と性差がはらむ問題
    • 第6節 宅配便事業にみる労働力構造
    • 第7節 宅配便女性ドライバーによる「第三の空間」の創出
    • 第8節 「新しいジェンダー秩序」と公的/私的空間の脱構築
  • 第VI章 おわりに
    • 第1節 本研究の要約
    • 第2節 フェミニスト地理学と研究者のポジショナリティ

■追記

 吉田さんはこの本の訳者でもあるのでした。

フェミニズムと地理学―地理学的知の限界

フェミニズムと地理学―地理学的知の限界

 絶版だけど。