莫大小

　めりやす。

• 佐藤秀雄ほか編
• 『福島県メリヤス産業発展史』（非売品）
• 福島県メリヤス振興会
• 1969年。

目次

• 第一編　福島県メリヤス工業の概況
• 第二編　福島県メリヤス工業の沿革
• 第三編　国内メリヤス工業の概況
• 第四編　海外メリヤス工業の概況
• 第五編　海外視察の概要
• 第六編　福島県メリヤス工業の展望

　なんか読む順番を間違えている気がするが、読み始めてしまったので、とりあえず第一編まで。いきなり出だしが「ロストウは……」「ガルブレイスは……」みたいな調子だったのでびびってしまったが、末尾を見たら、執筆担当は星亮一氏（歴史作家）であった。当時は新聞記者、まだ30代。若くてぶいぶい言わせていた時分なのだろう。（と勝手に思ってみる。）
　しかし、戦後の復興期にメリヤス工業が福島で始まったとき、東京の焼け野原から編み機を掘り起こして持ってきたってのは、あの……。