ゼミ開始
今日は顔合わせだけ。ところで、来週は4年生の卒研構想発表なのだが、その次の回が、5月の2週目になる。間あきすぎ。
前期の中心は、昨年度後期からのテーマ「アジアの家族」を引き継ぐ形で、瀬地山角さんの『東アジアの家父長制』(勁草書房、1996年)。かなり出版から時間がたっているのと、補足のためにいくつか文献を補う予定。今のところ、ご本人が書いた「東アジアの家父長制、その後」という文章があるので、これは決まり。以下の本に収録されている。
家族の変容とジェンダー―少子高齢化とグローバル化のなかで (成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書)
- 作者: 富田武,李静和
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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第4章で良妻賢母主義の話が出てくるので、これも何かで補うことにする。たぶんこの本から。
- 作者: 早川紀代,江上幸子,加藤千香子,李〓娘
- 出版社/メーカー: 青木書店
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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あと、中国や韓国、台湾の家族の話を上記富田・李本から引っ張ってくるという手もある。金賢美「韓国の戸主制度廃止と『家族』概念の変化」、西野可奈「中国における『単位』制度と家族の変容」、など。そのほか、千田論文(「家族社会学の現在」)は、後期のイントロダクションとして使えるかも。