ゼミ開始

 今日は顔合わせだけ。ところで、来週は4年生の卒研構想発表なのだが、その次の回が、5月の2週目になる。間あきすぎ。
 前期の中心は、昨年度後期からのテーマ「アジアの家族」を引き継ぐ形で、瀬地山角さんの『東アジアの家父長制』(勁草書房、1996年)。かなり出版から時間がたっているのと、補足のためにいくつか文献を補う予定。今のところ、ご本人が書いた「東アジアの家父長制、その後」という文章があるので、これは決まり。以下の本に収録されている。

 第4章で良妻賢母主義の話が出てくるので、これも何かで補うことにする。たぶんこの本から。

東アジアの国民国家形成とジェンダー―女性像をめぐって

東アジアの国民国家形成とジェンダー―女性像をめぐって

 あと、中国や韓国、台湾の家族の話を上記富田・李本から引っ張ってくるという手もある。金賢美「韓国の戸主制度廃止と『家族』概念の変化」、西野可奈「中国における『単位』制度と家族の変容」、など。そのほか、千田論文(「家族社会学の現在」)は、後期のイントロダクションとして使えるかも。