2冊、読了

街の灯 (文春文庫)

街の灯 (文春文庫)

玻璃の天 (文春文庫)

玻璃の天 (文春文庫)

 北村さんの本が好きで、シリーズものをまとめ読みすることがけっこう多い。直木賞受賞作(シリーズ三作目)はまだ文庫になってないみたいなので、まず2冊だけ読んでみた。
 昭和初期、女子学習院に通う14歳の女の子が主人公。いちおうミステリなので、謎解きもするが、運転手さん(女性)と2人で探偵役、という雰囲気。当時の銀座や麹町の様子などを、資料に基づいて再現しており、そういった観点からも楽しめる。単なる「ごきげんよう」の世界ではありません。

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