読了

社会学にできること (ちくまプリマー新書)

社会学にできること (ちくまプリマー新書)

 古典的な社会学への導入本(入門書ではない)としてはいいのでは、と思いました。ただやはり、フーコーの解釈はあまりにも一面的な感じがします。(西さんがお書きになっている、「フーコーの誠実さは認めるが、彼のやり方では先へ進めない」というあたりは、間違ってないと思いますが、権力の理解のあたりね。)
 あと、世界認識のありかたに、ポストコロニアリズムフェミニズムを経由した痕跡が感じられないのがどうも。つまり「古典的」ってことか。そうかそういうことかリリン。(何

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