とんでもなく間が空きましたが

 生きてます。(twitter*1参照。)
 ところで、GW中の新幹線の中ではこれを。

“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)

 車中で読むのはきわめてリスクが高い作品。さすがに牛園くんは身構えて読んだのでニヤついた程度でしたが、不意に繰り出される悪意満々のセリフが破壊的な麻貴先輩にやられました。隣に人がいなくてよかった。
 牛園くんのお話は、伝統的な学園ラブコメもののパターンを踏襲していて、少女マンガ的でもあります。いやマンガあんまり読んだことないけど。
 ついでに過去本再読。

 牛園くん初登場。なお、彼の下の名前は「たくみ」。けっこうかわいい。この短編集では、流人が学園祭で女の子たちに追い回される話がよいです。作者のひとの文章のテンポの良さとか、シーンのつなぎの巧みさとかがよくわかります。「文学少女」シリーズだとあまりないのだけど、正統派のアクションものとかもイケるんじゃないだろうか。
 ところで、ごはんを食べても味が分からない遠子ですが、グルメ番組を録画して、想像力とあわせて表現を磨いていたのですね(289ページ)。

 ななせの親友・森ちゃんと彼氏の反町くんが、いい味を出しまくる1冊。いきなり体育館裏ならぬ冬のプールに彼女を呼び出す反町くんも、けっこうアレですが、水着エプロンに着替えて彼氏を看病するくららさんも、割れ鍋にとじ――じゃなくて、大したものです。

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

 昨日夜読了。最終巻。最初の頃の1話完結タイプから、ストーリーができはじめたあたりで、作者の人がちょっと苦労していたようだけど、最後はお話としてなんとかうまくまとめきった感じ(文体がだいぶ乱れましたが)。
 最後いろいろアンティークが出てきて、最終回らしさも出ていました。

 こちらも最終巻。イリーナたちやぺらぺらーずみたいに、ふた桁いくのも読み応えありますが、3〜5冊ぐらいでまとめてくれるのも、まあいいかなと。

(47)-(49)

*1:コメント欄の常連さんは、かなりフォローしてたりします。