読了本

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)

 出てからだいぶ経ったけど、やっと読む気になった。いい加減話を先へ進めてほしい。

魔女とほうきの正しい使い方 (創元推理文庫)

魔女とほうきの正しい使い方 (創元推理文庫)

 マリノフスキと一緒に買ったムリノフスキの本。妹が実は魔女だった……という設定のシティ・ファンタジー
 まさに現代アメリカのど真ん中が舞台なので、「妹が魔女って……ハーマイオニー?」とか、「ハイスクールでやるショーのオーディションに受かるために、ダンスがうまくなりたいの。なんか魔法ない?」とか、今現在の風俗がたくさん盛り込まれている。クラスメートのおかあさんは離婚して、同性同士で暮らし始めてるし、主人公の母親も父親と離婚、離婚した父親は今度結婚することになっていて、そのあたりが騒動の発端になる。主人公と妹は、約束をやぶって魔法を使った代償を支払わなくてはいけなくなるのだが、しかしそれが――というオチ。
 雰囲気は軽いが、設定やストーリー展開はよく練られている。

(59)(60)