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「少女小説」ワンダーランド―明治から平成まで

「少女小説」ワンダーランド―明治から平成まで

 全部丸ごと読むんじゃなく、つまみ食いしそうな本。
 この本、なにがすばらしいって、装幀です。まずカバー。著者名(右上)と本のタイトル(中央)、そして出版社名(左下)だけしかカバーには印刷されていませんが、その理由はこれ。

 うっすらとカバーの後ろの表紙が透けて見えます。紙の厚さ(薄さ?)までが装幀の範囲内。(誤字にあらず。)
 表紙の右下にいるネズミ(写真には写ってません)ですが、表紙をめくるとそこにもいます。

 表紙にはほかにネコと鳥がいますが、目次のページにいます。

 鳥は反対側のページです。(写真は略)
 電子出版の時代になっても、こういう芸当(といっても、電子出版独自の芸当)ができるようになってほしいと思います。