2010-10-10 了 book 快楽の効用 嗜好品をめぐるあれこれ (ちくま新書)作者: 雑賀恵子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/10/07メディア: 文庫 クリック: 27回この商品を含むブログ (14件) を見る なんだか読んでると、たばこが吸いたくなり、お酒が飲みたくなり、甘いものが食べたくなる本。(マクドナルドに行きたくなるということはなかったけど。) 食べることは生きていく上で必要なことであるが、実際人間は「必要分」を食べたり飲んだりしているわけではない。それは常に/すでに余剰である。その余剰に関わる国家、民族、ジェンダー等の権力関係を見通しながら、歴史を縦横無尽に語ったのが本書。すべてを網羅したわけではないが、楽しく読める。(74)