読了

詩の礫

詩の礫

 この本は、おそらく読み手によって相当受けとるものが異なる1冊に違いない。津波の直接被害を受けた地域で生活していた人、今まさに原発災害の被害を受けている地域で生活している人、地域丸ごと避難せざるをえなかった人、南関東在住の人、関西や九州の人……。住む場所で分けたが、もちろんさまざまな人間関係や経験でも。
 わたし自身はといえば、この詩集を読むのはまだつらい。3月の部分などは、ページごとに涙があふれる。人の目があるところではとても読み進められない。

詩ノ黙礼

詩ノ黙礼