読了:柳治男、『〈学級〉の歴史学』
http://d.hatena.ne.jp/june_t/20050320/p1 の続き。
いろいろと示唆的な本であった。後半では特に、教育制度の「ハードウェア」と「ソフトウェア」の峻別のところあたり。「学級」という「ハードウェア」にあたる部分を放置しておいて、教育言説がみな「ソフトウェア」の部分に集中しているが、それでは本質的な解決にならないかも知れない、というような論旨。つまり、ハードの部分であらかじめ「事前制御」という枷がかけられているのに、ソフトのところで「ゆとり」だの「つめこみ」だのとあれこれ言ってもダメなんでは、ということらしい。(らしいって。)
もっとも、昨日、
なお、ちらちら後半部分をながめてみると、前半ほど詳細には日本の教育史について検討されていない様子で、そこはちと残念。(ページ数でだいたい見当はついていたが。)
と書いたが、数えてみると20ページ弱。
こ れ は あ ん ま り で な い か い 。orz
"Japan Lags Behind"(Time)
Though some have found mentors, the hierarchical structure of Japanese academic-research teams often denies women precious tenure-track positions. A 2002 survey at the University of Tokyo, Japan's Harvard, revealed that only 4.7% of its teaching staff were female. Gender discrimination is prohibited under Japanese law. But prominent female scientists say there is a tacit prejudice against women.
主に理系の話になっています。
しかし、いきなり加藤万里子さんの話から始まるあたりが。
天文学で思い出したが
SETI@homeのサーバが計算結果の送信を受けつけてくれない。たしか昨日から。
もう手持ちのデータユニット、全部使い切ってしまったんですけど〜。