太田裕美「パパとあなたの影ぼうし」
太田さんネタでもうひとつ。
2枚目に入っている「パパとあなたの影ぼうし」(こんのひとみ作詞・作曲)を聴いていたのですが……すごい歌詞です。
この歌に出てくるパパさんは何でも一番よくできる人で、だから息子が不器用なのがはがゆくてしかたない、というのが1番の歌詞です。これが2番になると、パパははじめて仕事で「一等をとれなかった」。だから、すごく落ち込んでいて……なんだそうです。
うーん、要するにエリート・サラリーマンが仕事で挫折して落ち込んでるのを家族がなぐさめてるって歌詞ですよね。なんというか、「男の悲哀」というか、男性学のネタになりそうな内容です。これが歌になっちゃうところが。
わたしなんか一番を取ったためしがないので、別にだからどうってことはないのですが、競争社会で生きている人たちはたいへんですねえ。(←まるでひとごと)