社会科教育法2回目
6時からは教職科目。今日はわたし一人でしゃべる回です。大丈夫なんだろうか。教科教育法なんて教わったことも教えたこともないです。いちおう副専攻は教育社会学・教育思想史だったけどさ。もう一橋を退官された中内敏夫先生の大学院ゼミ。学部時代に中内先生の授業を受講したことがわたしの修士論文の内容を決めたところがあります。大正期の「新教育」と家庭教育についてかなり書きました。
今回しゃべる内容も、中内先生のテキスト使って教育学原論をゼミでやってなければ、うまくまとめられなかったでしょう。最大限活用させていただきました。その時のテキストは『教育学第一歩』(岩波書店)。でもこれが全然「第一歩」じゃない内容なんだよなあ。(笑)もちろん概説書ではあるんですが、あまりにも概説過ぎて、きちんと内容がわかった人の解説がないと、字面だけ追ってしまいそうな本です。ゼミでは著者直々の解説があったので、理解していけたんですけどね。「『教育学次の一歩』ですね」みたいなことをゼミでは話していました。
- 作者: 中内敏夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1988/09/13
- メディア: ハードカバー
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今読むと、よくできている(失礼)本なんだなあと思います。教える立場になってみてわかったことです。今日はこの本の「教育過程」についての記述を参考にさせていただくことになります。