センター試験監督日記(2)
二日目。
やはり寝たのは3時前のような気がする。起きたのは6時20分頃。
昨日、思いのほかあっさりと時間が過ぎたので、今日も同じように一日をスタートしてみることにした。ごはん食べて、お風呂入って、Blog。自分のつけたコメントに返事が返ってきているのを見て少し和む。友人のBlogでバカやってるの見て苦笑する。(笑)
しかし今日も雪で*1、またまた受験生の皆さんは会場への移動がたいへんになりそう。事故には注意してほしい。
わたしは移動は昨日と同じ。今日は家のすぐ横まで迎えに来てくれることになっている。(昨日は少し離れたところにある大学の施設での待ち合わせ。)
カドケシ
そういえば、昨日担当している受験室の受験生が、二人ほど奇妙な形の消しゴムを使っていたので、調べてみた。
コクヨの「カドケシ」という商品。「ユニバーサルデザイン」なんだそうである。
使いやすいのかどうかは知らないが、とにかく「目立つ」ことは間違いない。(Webにもそう書いてあったりする。(笑))
6時間目:国語
国語I、国語I・国語IIともに、視覚芸術に関する評論+小説+古文・漢文の構成。なんだか受験者のハビトゥスが問われている問題のような気もする。国語Iの評論なんかは、絵を実際に知っているかとかなり解答がしやすかったりするのではないだろうか。
7時間目:数学1
まだなんとか数学I・数学Aはついていけるかな。満点を取るのは難しいかもしれないけど。
8時間目:数学2
じぇんじぇんわからん(;_;)。
もう、だめなのね……。
9時間目:公民
ジェンダー関連でまとまった出題があったのは、なんと倫理。
第3問は「男−女」という対に関する、古代から近代までの思想的系譜をたどるもの。しかし、終着点が近代のヘテロセクシュアルな恋愛であるのはいかがなものか。江戸期の文学(井原西鶴、近松門左衛門)なども取り上げられているが、男色などは切り落とされている。もちろんこのまとめで誤りであるということではないが。すべてを近代のヘテロセクシュアリティへ向けて流れ込んでいくものとしてとらえきれるわけではないのではなかろうか。まあ、そうじゃないものとして説明するのは難しいが。
また、近代的恋愛について述べている部分では、恋愛において目覚めた自我が、他者や社会との葛藤を起こして苦悩するというストーリーが提示されているが、あくまでもそこで苦悩する存在=近代的恋愛の主体として描かれているのは男性でしかない。(問題文では、ということ。)
第4問は「性別役割分業」をテーマとする例文を軸に、いくつかの現代社会における差別の問題を取り扱った設問。手堅い。
降り続いていた雪は4時過ぎにみぞれに変わっている。
後かたづけ
- 受験番号札をはがす。
- 電灯はつけておく。
- 黒板は消す。
- 忘れ物を回収。
- 窓を閉める。
- カーテンは開けておく。
- 窓ふき用のぞうきんはそのままにしておく。
わりとささっと終わった。忘れ物はビニール傘がひとつ。
受験生の皆さん、お疲れさまでした。なんだか市内の一部で停電もあったようだけど、お気をつけてお帰り下さい。
*1:つーか、昨日よりよっぽど量は多い。しかも湿った重い雪。