「夢をあきらめないで」


 歌手の岡村孝子(43)のヒット曲「夢をあきらめないで」が18年ぶりにシングルCDで復活することが30日、分かった。同曲はテレビ朝日系「熱闘甲子園」のイメージソングに使われ、甲子園の応援歌として長年、歌い継がれてきた。甲子園を目指す熱血球児を描いたコメディー映画「逆境ナイン」(7月公開)の主題歌に決まったことから、音源がクリアになったデジタルリマスター盤で発売されることになった。岡村は「驚きとともに、感激しています」と喜んでいる。
(中略)
 売り上げ枚数としてはそれほど多くはないが、収録されたアルバムの合計売り上げは160万枚。高校球児の間では、ピンチの時に伝令が投手のところに走り、同曲を歌うと、ピンチを切り抜けられるとの伝説もあるという。

 ほんまかいな。
 とはいえ、このニュース読んで、『アンダンティーノ・ア・テンポ』(同曲収録のアルバム)*1を聴きながら帰ったわたし。

映画には興味ないけど。だって原作が島本和彦なんだもの。

 んで、さらにつられてお買い物。

Reborn

Reborn

Sanctuary

Sanctuary

 まあ、ソロ活動20周年お祝いってことで。
 実は岡村孝子さんのベストアルバム、『AfterTone II』は、わたしが生まれて初めて買ったCDだったりする。その後、EnyaとかAnthony Phillipsとか辛島美登里とか杏里とかたくさん買い込んで*2印象が薄くなってしまったけど、最初これを聴いた時の音のよさ(CDというメディアのね)は強烈な印象だった。
 いえ、もちろん孝子さんの「曲」も好きですよ。
 彼女の曲は80年代の、特に初期の、まだ声にパンチがあった頃のものが好きなのだが、加藤晴子とのデュオであった「あみん」の「待つわ」の印象もかぶっていたりする。とにかく内省的で、暗い。だって、「待つわ」なんて、あなたが振られるまでじっと待ってます、なんて、とことん暗い曲じゃん。石川ひとみが歌ってたユーミンの「まちぶせ」にも通じるものがある。
 しかも、痛い。ソロデビューアルバム『夢の樹』の1曲目「風は海から」みたいに、ほかに恋人(か結婚してるかはわからないけど)がいる相手との恋愛とか、『Liberté』の「電車」みたいに、昨日振られちゃったのに今日も会社いかなきゃとか、ツラいし痛い。痛すぎ。(いや、当時のわたしには、ということですけど。)
 中古でこつこつ探したので時間はかかったけど、『AfterTone II』までのアルバムは全部買ったし、その後も2000年頃までのアルバムはほとんど買ってる。なんだかんだでファンの一人のようです。

*1:なんで『Liberté』じゃないのとかは訊かないで下さい。でも、160万枚売れたってのはこっちのほうだろうなあ。

*2:遊佐未森はもう少し後。