自民党の動き・もう少し詳しく
昨日の記事(id:june_t:20050603#p5)は簡単すぎたので、もう少し詳しく書きます。内容は重複します。申し訳ありません。
■自民党ジェンダーフリー/性教育PTが文部官僚に要求を
自民党のプロジェクトチームが、5月20日に文科省高等教育局課長を呼んで、要求を出したそうです。内容は、策定中の男女共同参画基本計画案から、「女性学・ジェンダー研究の充実を促す」という主旨の記述を削除せよ、というもの。その理由として、中部地方の大学*1で開講されているジェンダー関連科目の事例を使っているそうです(このあたり、どういう内容について何を言ったのか、具体的にはよくわかりません)。そのほか、原ひろ子さんの放送大学の教材を槍玉にあげる動きもあるそうです。
■その他
自民党総務会では、教育基本法を改正する際、現行基本法にある「男女共学」の条項は削除しよう、という議論が出ているとか。これは機関誌『自由民主』のコラムに掲載済みらしく。
教育基本法
(男女共学)
第5条 男女は、互いに敬重し、協力しあわなければならないものであって、教育上男女の共学は、認められなければならない。
あと、先日ここでも(変な意味でも)話題になった例のアンケートですが、自民党の中でもけっこう意見は分かれていて、「こういうことをするのはおかしいのではないか」と党本部に上申すると発言した地方議員もいるそうです。
*1:わたしもきちんと把握していないのですが、名大ではないようです。