自民党の動き・もう少し詳しく

 昨日の記事(id:june_t:20050603#p5)は簡単すぎたので、もう少し詳しく書きます。内容は重複します。申し訳ありません。

自民党ジェンダーフリー性教育PTが文部官僚に要求を

 自民党のプロジェクトチームが、5月20日文科省高等教育局課長を呼んで、要求を出したそうです。内容は、策定中の男女共同参画基本計画案から、「女性学・ジェンダー研究の充実を促す」という主旨の記述を削除せよ、というもの。その理由として、中部地方の大学*1で開講されているジェンダー関連科目の事例を使っているそうです(このあたり、どういう内容について何を言ったのか、具体的にはよくわかりません)。そのほか、原ひろ子さんの放送大学の教材を槍玉にあげる動きもあるそうです。

■26日のシンポでの発言

 安倍晋三山谷えり子八木秀次といったメンバーが出てきたわけですが。
 出席者のメモから抜粋します。(文体は変えておきます。)

山谷えり子議員

 国の基本計画の中間整理について

  • ジェンダーに敏感な視点」は入れる必要がない。
  • 性教育について。「心のつながりを重視した教育」としているが、文部科学省の言っていることをそのまま入れればいい。
  • 無償労働についての調査ははずすべきである。家事、育児を労働ととらえる考えは、家事サービスは外で買えばいいという発想につながる。家事は愛、調和、献身、祈りの行動である。水戸市の条例では「無償労働に対して経済評価」と規定されているが、家族が家族でなくなってしまう。
  • 「女性学・ジェンダー学の充実」もはずすべきである。

■その他

 自民党総務会では、教育基本法を改正する際、現行基本法にある「男女共学」の条項は削除しよう、という議論が出ているとか。これは機関誌『自由民主』のコラムに掲載済みらしく。

教育基本法
(男女共学)
第5条 男女は、互いに敬重し、協力しあわなければならないものであって、教育上男女の共学は、認められなければならない。

 あと、先日ここでも(変な意味でも)話題になった例のアンケートですが、自民党の中でもけっこう意見は分かれていて、「こういうことをするのはおかしいのではないか」と党本部に上申すると発言した地方議員もいるそうです。

*1:わたしもきちんと把握していないのですが、名大ではないようです。