今日のこと

 ここ数日「今日のこと」というタイトルの記事がなかったが、要するに「起きて原稿書いてごはん食べて寝た」だけの日々だったので、書くこともなかったということ。なお、書いている原稿の内容についてはmixiのほうで。
 ところで今日は午前0時に起きて、そのまま原稿書き。午前9時頃にいったん切り上げてしばしぼうっとする。11時頃からふたたび1時間ほど修正等に時間を使う。
 午後1時に家を出て国立へ移動。今日はK院ゼミがあるわけなのだが、スペシャルゲストとして、ゼミで読んでいるテキストの著者をお招きした。もうさんざん書いているので隠すこともないだろうが、名古屋市大の堀江孝司さんである。テキストは以下のもの。

現代政治と女性政策 (双書ジェンダー分析)

現代政治と女性政策 (双書ジェンダー分析)

 自己紹介のところで「Yゼミのたかはしです……」とボケたら、「よく存じ上げています」といわれてしまった。ブログのことかなと思ったら、それもあるようだが、どうもM1の時から学会報告(日本社会学会)を聴いてくれていたらしい。恐縮である。
 まず堀江さんに著書の主張のポイント、オリジナリティ、課題などについてお話しいただき、そのあとで質疑。いきなり院生から巨大な質問がとびだしてこっちがあわてたが、「最後に答えるということで」とその場をおさめ、先へ進む。ゼミの時にいろいろと「わからない」を連発していた院生は、なぜか今日は(おおむね)静かであった。
 著者と直接疑問点について意見をかわすなんていうことはあまりできることではないので、院生にはいい機会だったと思う。ただ、ゼミでの討論から質問をまとめ上げるというようなことがあまりできていなかったように思う。
 1時間半ほどのやりとりののち、食事会へ。院生の設定でタイ料理のお店。冷房がきいていなくて暑かった。わたしは24時間耐久レースチャレンジ中(要するに寝ていないってこと)だったので、アルコールはひかえることにした。料理の量も質もよく、料金もリーズナブルであった。タイ料理だから辛いことは辛いのだが、ココナツミルクをかなりふんだんにつかってあり、トムヤムクンなどもむしろ甘みがあった。
 ここでも話はもりあがった。一番印象に残っているのは調査実習の話。名古屋の喫茶店を調査したらしいのだが、「休日は家族でモーニングセットを普通に食べに来たりしている」というもの。まるでファミレス。
 堀江さんは一橋の出身なので、国立には行きつけだった店もあるとのこと。一度閉店になった居酒屋が復活したという情報をお教えしたら、ぜひ行ってみたいとのことだったので同行した。居酒屋「とむ」である。わたしも10年ぶり。少し位置が変わり、現在はジャズ喫茶「Candy Pot」の上に店がある。しかしマスターは相変わらずでうれしかった。
 堀江さんとわたしとは学部で3年、大学院で4年の学年差があるようだ。もっとも共通の知り合いも多く、思い出話とうわさ話に花が咲いた。そのほか、名古屋大学の某先生のおはなしなどもじっくり聴かせていただいた。
 今日で試験終了という一橋の学生も多かったらしく、「とむ」は満席に近い状態だった。「経済法が……」とかいう声が聞こえたから、後ろの席の学生は法学部生だったのだろう。
 つい話し込んでしまい、店を出たのは10時半すぎだったと思う。西武線に乗り換えてから、タイ料理がきいてきたのか腹痛に悩まされ、2度ほど下車してしまった。それでもなんとか12時前には連れ合いの家にたどり着いた。
(つづく)