給料日

 昼から大学へ行く。研究室の惨状についてはあえて語るまい。大ナダレの難解な定石を前にしたような気分だった。
 冷房を入れて温度を下げつつ復旧作業。停電で落ちたサーバの電源も忘れずに入れておく。
 昨日地震の影響で東北本線が不通になった関係で、大学院の後輩がやっている夜間の集中講義(非常勤)は休講になったらしかったので、連絡を取ろうと思っていたら、あちらから研究室に出むいてこられて恐縮。とりあえず1コマ補講をするらしいので、金曜の夜の慰労会はかなり遅いスタートになりそう。
 届いていた本(Wajcman, Technofeminism)を受け取り、書店で次の本を買って帰宅。

魔術師の娘 (魔術師ベルガラス2 ハヤカワ文庫 FT (395))

魔術師の娘 (魔術師ベルガラス2 ハヤカワ文庫 FT (395))

 ベルガラスの一人称の語りというのにいまいちなじめない。1分冊目も没頭できなかった。まあ、ストーリーがほぼ見えている(ベルガリアードとマロリオンで語られてきたことの再話にすぎない)ということもあったが。
 要は、メインのストーリー(ヒストリー)がしっかりしすぎていて、サブストーリーをなかなか展開しにくいということなのだろう。もっとローカルでタイムスパンの短いエピソードが語られるのを読みたいのだが。(で、そこにメインストーリーの登場人物がちらちら姿を見せてくれれば、本編の読者はより楽しめるはず。)どうも歴史の「あらすじ」を読んでいるという気分になってしまう。

 帰宅後は、忘れていた原稿の直しに着手。というか、どこをどう直せというのだこれ。困ったなあ。