だからね(--;

  • google:卒論+終章+例文

 そんなものを探すなっつーの。たとえ「例文」にできるものがあったとしても、「例文」ていうタイトル付きで置いてあるわけないっしょ?
 ……しかしこのへんまでくると、もうギャグになってきますが。

 いちおう教育的指導ということで言えば、似たようなテーマで書いているゼミや学科・講座の先輩の卒論の中で、「これはけっこうよかった」と教員がいうものをいくつか読んでみるのをおすすめしますが。
 分野とか指導する教員のポリシーとかにもよるけど、わたしとしては学術論文と卒論はかなり性質の異なるものだと思っています。本体部分はともかく、序論と結論の部分の「書き方」は違ってきて当然なので、学術論文を読んでも参考にならないことはあるでしょう。だからむしろ「いい卒論読め」、というわけ。(できればもっと早い時期に。)

■追記

 上は時間がないときに書いたので少し整理・加筆しておきます。

  1. まず、終章だけ「例文」を探すのは意味がない。全体の構成の中で終章(結論)は書かれるはず。
  2. また、分野やテーマ、序論との相応関係、そこまで書いてきた論文の論旨の展開などで結論部分の書き方はおのずと異なってくるので、一般的な「例文」をもし探しているとしたらそれは意味がない。コピペできるものとかテンプレ的なものを探しているとしたら論外。
  3. 卒論執筆にあたって、さまざまな専門書や学術論文を読んでいることは前提。読んでいればそれらが参考になるはず。ただし分野やテーマによっては、卒論の書き方や位置づけが学術論文と性質の異なるものになる可能性は大いにある。(本論部分は別。)そういう場合学術論文を読んでも参考にならないかもしれない。つまり学術的な文章の終わらせ方では、なんとなく自分の気持ちがすっきりとおさまらないことはある。こんなときは、「どうしたらいいか」と悩むのは当然。(と書いておきます。)
  4. ではどうしたらいいか? というところで、一つの手段として、これまでに担当教員が指導してきていい卒論だったと評価されているものをひとつなりふたつ読んでみることをおすすめしています。例文というよりは、むしろ発想の切り替えのために。ただしこんな時でも、あくまでも全体を見通した上で結論の書き方も参考にするのがよいと思います。
  5. と同時に、「もっと指導している教員とコミュニケーション取れ」ということでもあります。これは教員の側にも言えることでしょうけど。そもそも対面的状況で適切かつ充分な指導があれば、こういう質問は出てこないはず。

 というか、ここまでこの時期にいろいろ検索が飛びかうってことは、けっこう深刻な問題なのかも知れない、とちょっと思わされました。