気分転換
- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/09/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
新潮文庫からも出てる。(ISBN:4101290121)
■プロローグより
全部ひきうつすのはつらいので、要約です。
ポケモンのコンセプトは、「かつてあったもの」――少年たちが野や川で虫や小動物をとらえたり、観察したりしながらしていたこと――を、ゲーム機の中で再現してやることだ、と田尻智*1は語っている。(p.13)
この「時代や環境によっては変わらない、子どもたちにひそむ衝動」は、レヴィ‐ストロースが「野生の思考」と呼んだものである。(p.14)
- 作者: クロード・レヴィ=ストロース,大橋保夫
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1976/03/31
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 88回
- この商品を含むブログ (151件) を見る
絶版にはなっていないもよう。(1997年時点で24刷とか。)
■第1章〜第2章
- 第1章 インベーダーゲーム革命
- 第2章 モンスターの誕生
■第3章
- 第3章 RPGのエロスとタナトス
ゲーム世界は均質化されていない。そこかしこに「ひだ」が、ダンジョンなどのかたちで存在し、対象aが出現する。(p.62)
もちろん通常のフィールドでもモンスターは出てくる。その場合は、未だ知られざる空間――ただし、冒険を続けることで、どんなモンスターが出てきて、その力はどの程度なのかがわかるため、既知の空間に変容する――が対象aを発生させると考えてしまえばよいか。
そしてラカンのこの図式。
S◇ a (抹消線は原文では斜線)