「督促状」の効果でしょうか

 上野千鶴子さんの質問状に対し、東京都側からは2月7日付で返事があったそうです。以下回答の主文のみ引用します。(「東京都教育庁生涯学習スポーツ部社会教育課長」の名前になっています。)

 本事業は、東京都教育委員会の事業として国分寺市教育委員会に委託し、実施を計画していたものであり、東京都教育委員会は、同市が企画中の内容が「『ジェンダー・フリー』という用語の使用に関する東京都教育委員会の見解」を踏まえたものであるかどうかについて問い合わせたものです。
 東京都教育委員会は、国分寺市教育委員会が都の委託事業であることを考慮し実施しないこととしたものと理解しています。

 これだけですか。(笑)
 質問を再掲しておきますね。(上野さんの最初の質問状にあるもの。)

(1)今回の国分寺市の委託事業の拒否にあたって、都および市のどの部局がいかなる手続きによって意思決定に至ったか、その責任者は誰であるかを、私にお示しください。

(2)その際、上野が講師として不適切であるとの判断を、いかなる根拠にもとづいて下したかを、示してください。

 さて、都の「返事」は「回答」になっているでしょうか。
 ※国分寺市からはまだだそうです。

■追記

 あとで気がついたのですが、督促状を送ったのが2/7で、同じ日の日付で返事が来てるわけですから、入れ違いですね。督促が効果あったわけじゃないと。
 しかし、「東京都教育委員会は、国分寺市教育委員会が都の委託事業であることを考慮し実施しないこととしたものと理解しています。」ってのは質問の(2)に対応するんだろうけど、結局「決めたのはウチらじゃないもんね、悪いのは国分寺だもんね」ってことでしょうか。
 こう書かれると国分寺市としては、「えー、でもぉ、こういうことば使うのは“いくない”ってゆったのは、慎ちゃんのとこだしぃ」って言いたくなるかも。お役所風に書くと、「都教委の示された基準に照らして再考しました結果見合わせることとなりました。」みたいなー。