ストリート中心主義
このところ自主ゼミ*1で、練馬区大泉あたりのことを題材にした本(もちろん英語)を読んでいるのだが、著者が1年半ほどこの地域で生活していた状況の記述に、微妙な、そこはかとない違和感を覚えてしばし考え込み、はたと思い至った。
「駅を降りたばかりの人通りの多い通りには……」とか、「わたしの家の前の通りを……」とか、とにかく"road"と"street"にかかわる描写が多いのだ。もちろん欧米では通りで住所を示すことが一般的なので、外国の情景描写などだとそれほど戸惑わないのだが、舞台が日本だと――そして比較的よく知っている地域だと――これがなんとはなしの違和感につながるらしい。
ところで、"dank noodle shop"は「うらぶれたラーメン屋」という訳でいいですか。>識者
- 作者: Robin M. Leblanc
- 出版社/メーカー: Univ of California Pr
- 発売日: 1999/03/01
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# 誤植ハケーン。(p.35)
*1:というか、大学院受験講座というか。