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仮想の騎士

仮想の騎士

 デオン・ド・ボーモンが主人公の歴史ファンタジー……でいいのかな? ファンタジーというよりは歴史小説っぽい感じもする。
 衝撃的なのは、西洋史に名高い色男・カザノヴァが、関西弁でしゃべること。

 「ほなどうして奴の代理人なんぞ引き受けた」
 「義理がある。彼の父君に僕の叔父が世話になった」
 「なんやそれ……」

 デオンとカザノヴァの出会いのシーンで二人が交わす会話です。関西弁のほうがカザノヴァのセリフ。イタリアなまりだから、ということらしいです。(笑)