休日出勤中
2年生の調査実習報告書作成のため。
質的調査(佐藤郁哉さんがやっているようなものを理想としてイメージ)なのになぜか質問紙配って栄養調査をやるとか、すごいプランが当初続出したりして、どうなることかと思ったこともあったが、それなりに皆調査をおこない、レポートをまとめられた。うむ、ご苦労ご苦労。
もう少し文章で進化するところを見たかったけれど、そこは残念ながら次の機会にということになりそう。でもやっぱり書かせて、書いて、直させて、直してを何回もくりかえさないと、文章はよくならないように思う。
報告書の目次を紹介しておく。
- 遊び場における子どものふるまい 〜大人との関係に着目して〜
- 大人空間における子供 〜主導権は親か子か〜
- 図書館利用者の行動 〜マナー遵守状況と退館時の行動に着目して〜
- 大教室での途中入退出行動 〜2006年福島大学における調査〜
- 非喫煙者と対峙したときの喫煙者の行動
- 外から見たギャル・内から見たギャル 〜イメージと現実との一致と不一致
- ハレの祭りに見えるケの光景 〜2006年郡山における調査から
- ロリィタさん 〜奇抜ナ衣類ヲ身ニマトイ
- 移動する公共空間としての電車 〜その中における私的空間の出現〜
- ユースホステルでの過ごし方 〜変化する談話室の利用〜
- THE 3RD PLANET福島での観察 〜人々の行動に着目して〜
- 寂れる地方商店街 〜宮城県白石市駅前商店街の調査から〜
- 合宿所のフィールドワーク 〜習慣・秩序が生まれる現場
タバコとか電車の中とか公園での子どもの遊び方とかは、だいたい毎回出てくるテーマ設定。どう味付けするかで仕上がりが決まる。今回はけっこう電車がいいできだったかもしれない。ちなみに鉄ヲタな話ではありません。
あと個人的には、閉館時間直前の利用者と図書館職員の攻防を描いたレポートと、いわゆる「ギャル」と呼ばれるような女性たちの実態に迫った、それこそ佐藤郁哉さんの暴走族のフィールドワークのミニ版のような調査報告がおもしろかったかな。
ではこれから打ち上げにいってきまーす。