休日出勤中

 2年生の調査実習報告書作成のため。
 質的調査(佐藤郁哉さんがやっているようなものを理想としてイメージ)なのになぜか質問紙配って栄養調査をやるとか、すごいプランが当初続出したりして、どうなることかと思ったこともあったが、それなりに皆調査をおこない、レポートをまとめられた。うむ、ご苦労ご苦労。
 もう少し文章で進化するところを見たかったけれど、そこは残念ながら次の機会にということになりそう。でもやっぱり書かせて、書いて、直させて、直してを何回もくりかえさないと、文章はよくならないように思う。
 報告書の目次を紹介しておく。

  1. 遊び場における子どものふるまい 〜大人との関係に着目して〜
  2. 大人空間における子供 〜主導権は親か子か〜
  3. 図書館利用者の行動 〜マナー遵守状況と退館時の行動に着目して〜
  4. 大教室での途中入退出行動 〜2006年福島大学における調査〜
  5. 非喫煙者と対峙したときの喫煙者の行動
  6. 外から見たギャル・内から見たギャル 〜イメージと現実との一致と不一致
  7. ハレの祭りに見えるケの光景 〜2006年郡山における調査から
  8. ロリィタさん 〜奇抜ナ衣類ヲ身ニマトイ
  9. 移動する公共空間としての電車 〜その中における私的空間の出現〜
  10. ユースホステルでの過ごし方 〜変化する談話室の利用〜
  11. THE 3RD PLANET福島での観察 〜人々の行動に着目して〜
  12. 寂れる地方商店街 〜宮城県白石市駅前商店街の調査から〜
  13. 合宿所のフィールドワーク 〜習慣・秩序が生まれる現場

 タバコとか電車の中とか公園での子どもの遊び方とかは、だいたい毎回出てくるテーマ設定。どう味付けするかで仕上がりが決まる。今回はけっこう電車がいいできだったかもしれない。ちなみに鉄ヲタな話ではありません。
 あと個人的には、閉館時間直前の利用者と図書館職員の攻防を描いたレポートと、いわゆる「ギャル」と呼ばれるような女性たちの実態に迫った、それこそ佐藤郁哉さんの暴走族のフィールドワークのミニ版のような調査報告がおもしろかったかな。
 ではこれから打ち上げにいってきまーす。