DSL3.1をCFにインストールする

 Vine Linux 4.1を自宅の古いノート(PenIII-1GHz、メモリ256MB、SXGA+、HDDのかわりにCFカード)にインストールして使っていた*1のですが、一つ心配事。4GBのCFカードハギワラシスコム)なので、今のところまだ容量面で余裕があるのですが、なんだかんだで現在空きは1GBぐらい。これからアップデートしたり新規にソフトをインストールしたり、文書ファイル等が増えて空きが減っていくことを考えると、1セルあたりの書き換え頻度が高くなりますので、寿命がやはり気になる。
 対策としては、/varとか/tmpとか、ホームディレクトリの下のキャッシュとか、とにかく書き換えが激しいところをRAMディスクに逃がすというのが、たぶん王道なのです。なのですが、今回はもっと安直な方法へ逃げてみました。(コラ

 以前もこんなこと書いてましたが、やってることはおおむね一緒。今回はDSL(Damnsmall Linux)というのを使ってみました。Knoppixを極限まで削ったディストリビューションで、ウィンドウマネージャはFluxbox、サイズは本家で公称50MB、「ライブCDの部屋」の日本語カスタマイズ版で190MB。こいつをCFに載せてみます。190MBでも、Firefox2.0とその他ブラウザ3種類、GTKPodGIMP表計算ワープロxmmsMPlayerなどなど、ひととおりそろっています。おちゅ〜しゃ(2ちゃんねるブラウザ)まで入ってる。(笑)これは作者さんの趣味でしょう。さすがにOpenOffice.org2.0は入ってませんが。あと、個人的にはLeafPadがあるとよかったかなと。

 実際には、別に特別なことをする訳じゃなく、起動時に「dsl tohd=〜」でCFカードKnoppixの圧縮ファイルをコピーするのと同じことをするのですが、細かい点で少し工夫してみました。
 今回使用したのは、手持ちのトランセンドの2GBのCFカード(80倍速)。CFブートできなかったものです。(5,000円ぐらいだった。)
 まずDSLを起動し、fdiskで以下のようにパーティションを切っておきます。(「sudo su」するか、「sudo fdisk」で。もちろんQtPartedでも可。)

 なんでこうするかというと、そのままだと(1)のパーティションが読み込み専用でマウントされてしまうため。あまり大きいパーティションだと、無駄な部分ができてしまいます。将来少しサイズが大きくなっても大丈夫なように256MB。ここはFATでフォーマットしておきます。
 あまり必要なさげですが、それでもFirefoxがメモリ食いなので、いちおう(3)のSwap領域も用意しておきます。そのほか余った部分は全部データ用に。ここはEXT2でフォーマット。
 しかるのちに、/cdrom/KNOPPIX/KNOPPIXを(1)へコピーします。tohdオプションと同じことをやるのですが、一度起動時オプションでやってみたら、なぜか(2)にコピーされてしまったので、手動で。
 準備はこれで終わり。リブートして、CDから起動したところで、「dsl fromhd=/dev/hda1」((1)のパーティションを指定)と入力して、CFカードにコピーした圧縮ファイルを使うように指示します。無事DSLが起動したら一安心。
 あれこれ設定をいじったら、DSLパネルの「バックアップ/リストア」で「hda2」((2)のパーティション)を指定して保存しておきます。なぜか壁紙の設定が保存されませんでしたが。なんでだろう……。
 なお、バックアップは起動時に「restore=hda2」などと指定することで、読み込ませることができます。USBメモリにバックアップすることも可能で、そのときは自動で読んでくれるようです。

 いちおうこれまでVineでやってたこと(Web見て、ブログ書いて、PDF読んで、メモをとって、ときどき音楽聴いて……)ぐらいはできているので、一安心。一つだけ「?」なのは、uimAnthyの日本語環境がいまいち使い勝手がよくないこと。挙動も妙です。(英数字モードにすると大文字しか入力できなくなったりする。)もうちょっといじってみようかと。

*1:2ちゃんねるの「ハードヂスクがなくなるまであとン年」スレが参考になりました。