本日の味見

 西武線某駅下車徒歩3分のお店で試飲しました(有料)。

  • 達磨正宗10年古酒
     「10年」と書いてありますが、1972年から1988年までの五種類の酒をブレンドしてあるそうです。辛口系なのですが、やわらかい口当たり。のどを通り抜けていくときに、奥の方で複雑な味がします。
  • 達磨正宗15年古酒
     こちらも「15年」とは書いてあるのですが、もっと古い古酒です。「10年」よりは1972年ものの割合が多いものだそうです。濃い琥珀色で香りは非常に豊か。甘ったるさはありません。180mlで3500円ぐらいだったか。それでも、これを飲むと「10年」がかすんでしまい、安くても買う気にならなくなります。(笑)
  • AFS
     「木戸泉」の一段仕込み古酒。酸味が強い老酒――という印象。濃厚です。深い甘みがあるのですが、べたつき感はありません。1975年のお酒で3150円。このほかに「ニューAFS」というのがあります。こちらはなぜか1973年のお酒。(笑)値段は「AFS」の倍です。
  • 加州劔
     これは焼酎です。「菊姫」で出している3年熟成の米焼酎(41度)。大吟醸で使用した酒粕と、日本酒の酒米を精米するときに出る米粉(米は山田錦)で仕込んでいるそうです。常圧蒸留のものと減圧蒸留のものがあり、それぞれにさらにオーク樽で貯蔵したものとそうでないものがあります。計4種類ですね。わたしは減圧蒸留の通常貯蔵のものが好みにあってました。1本5000円と相当お高いです。

 ほかにも、「神亀」の「大古酒」とか「時の流れ」なんかも置いてありました。このへんも高くて買えません。(笑)
 結局買ったのは、「菊姫」の純米6年もの(2000年醸造)。別段古酒として売られているわけではなく、倉庫の中で眠っていたものらしいです。1600円でした。