レポ採点ちう
まず、学類*1専門科目(1年生向け)のレポから。
うるさくレポートの構成がとか、引用の仕方についてだとかについて、時間を取って解説したり、全員に小レポートの書き直しを命じたり、最後にもパクリは容赦しないとか言ったので、1年生としてはそこそこな水準。というか、あまりダメなものは多くないというべきか。
もっとも、なんだか今年は「格差」とか「下流」とかが多いのが、たいへんツマラない。たぶん、「キャリア形成論」や「現代社会へのアプローチ」などの他の講義か、あるいは教養演習で読まされてきているのではないかと思うが、同じ文献が参考文献としてあげられていて退屈。
- 作者: 橘木俊詔
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/09/20
- メディア: 新書
- 購入: 5人 クリック: 170回
- この商品を含むブログ (133件) を見る
- 作者: 三浦展
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/09/20
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 125回
- この商品を含むブログ (661件) を見る
↑この2冊ですな。
ときどきムカつくのは、「頁(ページ)」を「項」とか、「貢」(今年の新機軸!)とか書いてくるレポがあることw わざわざ「間違いやすい字」*2って言っただろうが。orz
■追記
そういえば、この本も多い。
- 作者: 上田紀行
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/01/20
- メディア: 新書
- 購入: 15人 クリック: 180回
- この商品を含むブログ (48件) を見る
■パクリみっけ
Wikipediaから。悔い改めよ。
■もう一個みっけ
中島通子さんの書評(木村涼子『学校文化とジェンダー』)をパクってる。
■すごいのがあった
「フィンランドの女性」という見出しに続いてフィリピンの女性労働事情が!(ちなみにJILのWebページからのパクリのもよう。)
というかそれ以前に、わたしの担当している講義は、「現代文学論」ではないのですが。orz
■夕食後、デザートのぶどうを食べながら
「こういうこと(パクリ)をやってはいかんのよ」と、いつき*3に倫理教育。
■さらに追記(8/28)
「キャリア形成論」のレポートで、橘木本、上田本、それと山田昌弘さんのパラシン本が課題図書だったのですね。今、担当教員(M野さん)と話をして判明しました。だけど、レポートの使い回しまでは、さすがにチェックできないよなー。ちっ。
- 作者: 山田昌弘
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1999/10
- メディア: 新書
- クリック: 39回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
全部ひととおり見て思ったけど、今年は面白いレポートがすごく少なかった。「ひどい」レポートもあまりなかったけど。つまんないの。