逃避ではありません

 Damn Small Linux4.0RC1日本語版が出てるので、ちょっと試してみた。例によってCFカードへインストールする。
 CDから起動したところで「install」と打ち込むと、PenDriveやHDDへのインストール画面へ。今回は「4」の「Frugal Grub Install」を選択。HDDへのインストールは、圧縮ファイルをディレクトリに展開するのだが、こちらは圧縮ファイルはそのままでのインストール。CDの構成と同じようになる。最初にインストールするパーティションを訊かれる。次がアップグレードか新規インストールか。新規インストールを選ぶとパーティションをフォーマットする。
 Frugal Installが成功したらリブート。最初の起動時にいろいろ訊かれるが、迷うところは最初のXvesaを使うかフレームバッファを使うかというところぐらいかも。あまり根拠はないが、Xvesaにしておいた。
 4.0になって変わったのは、まずはウィンドウマネージャ。標準でfluxboxからjwmになった(fluxboxも使える)。同時にややとっつきにくかったルックスから、シンプル&スマートなデスクトップに変更され、かなり印象が変わった。
 あとはアプリケーションが、かなり以前の版と入れ替わっているように感じる。もっとも以前さわったのはたしか3.1で、3.3や3.4での変更を知らないからそう思っただけかも。
 まだメニューの日本語表示がおかしいとか、スクリプト実行中にエラーが出る(これは日本語版ではなく本家の問題)など、いろいろ細かいところで難はあるようだが、3.1に比べるとずっと洗練されたものになっている。そしてこの機能で100MBちょっとの大きさなのだから驚きである。MS Windowsもぜひこういうスモール版を出してもらいたい。
 なお、タイトルにもあるとおり、これは逃避ではない。

■そのほかの注目1CD Linux

  • Wolvix Hunter 1.1.0

 500MBでOpenOffice.orgまで入ってる。非力なマシンでも軽快に動く。ただ、変更をセーブできない。(やりかたはわかるのだけど、ちゃんと動いてくれない。)なにか間違ったことをしているような気がする。CFへセーブしようとするからいかんのか?

  • AUSTRUMI 1.5.1

 これもちっちゃい。70MBぐらい。RAMに全部読み込んで動かしてしまえる。ラトヴィアのディストリビューションということなのだが、メニューに並んでるソフトの名前とか、スクリプトのメッセージとか、何書いてあるかわからないw

■付記

 要はこの内容を軸にして原稿書こうと思ってたんですけど、もう一本の軸(ハードウェア)のほうが、来年になると陳腐化してしまいそうなので、まったく別のテーマに切替えることにしたわけ。