Ubuntu 7.10

 以前から注目していたUbuntu Linuxが最新版をリリースしてきたので、日本語版(http://www.ubuntulinux.jp/)をダウンロードしてCDを焼いてお試し。けっこう使い勝手が良さそうなので、某所より入手したThinkpad X40へインストール。ただし、今回はCFにではなくてUSBメモリ(4GB)に。
 まずFDISKで400MBほどスワップ領域を確保して、あとはひとつのパーティションにしておく。そのほかはふつうに作業をすれば、なんのトラブルもなくインストールは完了する。HDDのかわりにUSBメモリをインストール先に指定するだけ。今回USBメモリは /dev/sda になっていたが、これは環境によって異なるはず。
 USB2.0とはいえフラッシュメモリは書き込みが遅いので、インストールにはかなりの時間がかかる。また、実は最初試行錯誤したので、数回やりなおしてもいる。インストールさえ終われば、ブートはかなり速いので、環境が整うまでは我慢である。
 USBメモリはこんなやつ。小さい。

 アップデートをかけたあと、例によってXfce4、Leafpadなどを追加。だいぶ領域を使ってしまった。いくつかパッケージをけずったが、現在USBメモリの空きは20%強(730MBぐらい)。まだAdobe Readerとか、インストールしたいものはあるのに。

 もっとも、だいたいのアプリはもともと入っている。主なものをあげると、

など。自分ではLeafpadのほか、Realplayerを入れた。
 すごいなと思ったのは、JAVAをインストールした時。Vine4.1だとJAVAは、ファイルを解凍した後に、自分でシンボリックリンクをはったり、日本語フォントの設定をしないといけなかったのだが、Ubuntu7.10ではそういうことは全部自動でやってくれる(らしい)。
 フォントもきれい。IPAのフォントが入ってるのだが、アンチエイリアスがかかっていて、小さな文字まできれいに表示される。
 唯一使い勝手が悪いのはかな漢字変換だが、これはまあ身になじんだATOKを超えるものはないのでしょうがない。

 USBメモリは簡単にはずして持ち運びができるので、USBブートが可能なほかのマシンでも使えるだろう(もっともハードの再認識をさせることが必要だが)。ただ、このUSBメモリは小さいので、なくさないように注意しないといけない。
 あと、ノート型マシンのUSBポートを1つふさいでしまうのは、やはり不便ではある。かといって、ハブをはさむとブートできない。もう少し使ってみてよさげなら、CFにインストールして内蔵、ということを考えてみてもいいが、しかしそうするとまた一から作業をやり直すのか……。

■追記

 なお、USBメモリからだと、どうもサスペンドやハイバーネーションが使えないもよう。これはちょっと不便。