達成感?

 前に書いたように、配送できないアドレスとか会員制ML宛てにメールが届くと、送信元へ送り返すような設定にMTAもMLドライバもしてある。したがって、送信元を偽装したスパムが届くと、その返送メールは偽装されたアドレス(ネットからスパマーが適当に拾ってきたもの)に送られてしまう。大量にスパムが届くと、それだけ返送メールも増大する。これ自身がある種のスパム(以下「二次スパム」と仮に呼んでおく)でもある。悪意もないのにスパマー認定されてしまうわけだ。maillogを見るとわかるのだが、実際にイギリス(たぶん)にある某サーバは、わたしの研究室のサーバを「グレイリスト」に載せている(やや怪しいサーバと見なしているということ)。
 昨日は悲惨で、国内の某大学のメールサーバが、myrielからのsmtp接続を拒否するようになってしまった。ここ10日ほど大量のスパム攻撃を受けていて、そのぶんその大学のサーバ宛てにはじいたメールも多かったということである。
 だから対策強化を急いだのだけど、その甲斐あってか、今朝6時頃から21時過ぎまでは、1件の二次スパムも送信することがなかった。
 そうしたら、である。
 21時過ぎに1通、22時過ぎにもう1通、またまた二次スパム送信をやってしまったのだが(というか、ここには書かないが、上に書いたのとはちょっと違う性質のものなので、なんでこんなことになるのか原因を究明したい)、きちんとそのメールは受け取ってもらえたようである。おそらくある程度の期間に設定値以上のメールを送りつけられると、自動で接続を拒否する設定なのだろう。復帰もおそらく自動なのだと思う。もちろん二次スパムをゼロにするにこしたことはないのだが、大幅に迷惑を減じた成果が認められたような、そんなささやかな気分。