調査第一日目

 今日から福島三月調査。といっても、予定がキャンセルされまくって、今日は結局図書館で文献調査をしていましたが。わたしが書庫に入って文献を漁り(これはいちばん中をよく知っているから)、深夜に「ねえねえたかはしくん」って電話をかけてくるKさんが中を確認してあれこれ付箋をつけ、Q産大のSさんがせっせとコピーを取るという分業体制。
 終わったあとは札幌から仙台経由で合流したTさんと4人でパセオの「ラ・モンターニャ」へ。イタリアとスペインで修業してきたシェフが、福島の素材で作るイタリア料理のお店。(ちょっとワインのお値段高め。)
 しょっぱなの「アボガドとモッツァレラチーズのトマトジュレ」からぶっとびました。

 「トマトって、このゼリー透明じゃん!」と誰もが思った次の瞬間、口に含んでみれば、ああやっぱりトマト味。(いや当然なんだけど。)シェフが修業で身につけたバスクの秘法(違)でトマトのエキスを抽出してあるのだそうです。でも透明。でもトマト。
 そのあと、ハムの盛り合わせとか、真鯛のグリエ?とかが続き、けっこうおなかいっぱい、と思っていたのですが、最後にパスタが控えていました。(そういえば、パスタコースだったはず。)
 これが、「前田ポーク(=前田さんちの豚)と大根のトマト味ソースのパスタ」で、大根はなんと「こんぶだしで1時間から1時間半ぐらい煮る」のだそうです。和風じゃん。まあ要するに、いろんな料理のいいところを取り入れて、イタリア料理にまとめるというコンセプトらしい。このパスタも、「もうおなかいっぱい」とリタイア寸前だったTさんが、気がついたらお皿が空になっていたというぐらいのもの。
 なお、デザートはキャラメルのジェラート。「こ、この苦みが……」と、こちらはSさんが絶賛していました。(彼女曰く、「この三倍食べたい」。)あなた「レ・フルール」でも、キャラメルのアイスにハアハアしてませんでしたか。(彼女を講演に呼びたい人は、キャラメル・アイスを用意すればおk)
 ワインはシチリアの白とどこだったか忘れたけど赤を1本ずつ。味の割りにはお値段がはる感じでした。中途半端な価格帯なのかも知れませんが。