弾痕

 先日、東京の家を出て道を歩いていると、いきなり「タンタンタンタンタン……」という乾いた音が。はっとして音がしたほうを見やると、木の幹がこんなふうに。

 「弾痕!?」

 ……

 ……

 とか思ったけど、そんなわけはなくて、キツツキかなにかが木に穴を開けたのでしょうね。タンタンという音はもっと遠くから聞こえていました。
 そういえば、家の近くにある安全ミラーに向かって、キツツキがダンダンダン!と激しい突きを食らわしているのを見かけたことがあります。自分が鏡に映っている姿をほかの鳥と勘違いしたのでしょうか。なわばりを侵害されていると思ったのかも。