今年の3冊・ファンタジー

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)

 次々と新作も訳されるビジョルド。SFとファンタジーの両ジャンルにわたって活躍している彼女だが、最近は特にファンタジー作品の質が高いように思う。本作などは「おとなのファンタジー」(18禁という意味ではないです)感がただよう一作。
 上下巻あわせて「1冊」とカウントさせていただきます。

あたしと魔女の扉 (ハヤカワ文庫 FT ラ 3-1)

あたしと魔女の扉 (ハヤカワ文庫 FT ラ 3-1)

護られし者 1 萌芽(1) (ハヤカワ文庫 FT フ 16-1)

護られし者 1 萌芽(1) (ハヤカワ文庫 FT フ 16-1)

 2つとも秀作。

■以下すべて「番外」でお送りします。

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

 1巻目(2006年)を読んだのが最近だったので番外で。3巻目では信用売買におけるバブル形成と崩壊がネタでした。株式投資がお好きな作者の趣味?

天山の巫女ソニン 1 黄金の燕

天山の巫女ソニン 1 黄金の燕

 巫女をクビになった「落ちこぼれ」のソニンが、ささやかな特殊能力と教育で身につけた知識をいかして成長していく過程を描いた連作の1巻目。これも以前の刊行なので番外で。