JPN×RUS

 展開にびっくり。しかし途中から坂下に代わって入った狩野がすごくよかった。決定率が50%を上回るような場面もあった(最終結果は未確認)。庄司と並んで個人的に今大会注目の選手なので、活躍が非常に嬉しい。
 竹下のトスも今日はさえていたと思う。特にアンダーからのトスが、かなり意識的に低く速くなっている。全日本の現在のテーマである速い攻撃を、サーブカットが乱れても貫くんだという姿勢の表れなのかも知れない。
 ロシアはたしかに高さとパワーがあった。日本がオープンからクロスに打とうとすると必ずブロックにかかっていたし、多少サーブカットやトスがぶれても力でねじこむ攻撃ができる。ただそれをスピードで攪乱することが、今日の試合に限っていえばできていたということだろう。特に狩野のレフトからのストレート打ちなどが有効であった。
 もっともこういうものは、データを解析され、次の試合では対策を立てられてしまうものだ。試合数を重ねても勝率を保てるかに今後注目したい。そして、自分たちのツボのようなものを見つけられるかということも、かな。