ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ・ボーヌ 1985

 この休みの目玉は、一つは先に書いたブルゴーニュの白だったが、もう一つがこれ。ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ・ボーヌの1985年。(なお、同じドメーヌでヴォルネイの1985年もセラーにあり。)
 立ち上がりはややゆっくり。時間とともにチェリーのような香りが強まり、ジャムのような酸味と甘味が濃くなった。連れ合いと飲んでいたのだが、「タラゴンを入れたオムレツが合うと思う」と、いきなりフライパンを取り出して、オムレツを作り始めたのにはびっくり。(いつもこうだといいなあ……。)
 ただ、熟成しきったワインのせいか、いい状態が短いのが難点。グラスの中で、花がしぼんでいくように、香りが落ちていった。