「上海家族」
- 出版社/メーカー: 東宝東和
- 発売日: 2005/03/02
- メディア: DVD
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数年前に、岩波ホールで上映された作品。(ちょっと「いかにも」という感じもある。)「家族」というよりは、英題の"Shanghai Women"のほうがしっくりくる内容かも。
アーシャママの果断さが素敵だが、それは娘と生活していくために、「いい人だから」と自分を納得させながら再婚を選択し、別れた夫と復縁するかで悩まなければならない不自由さと背中合わせであるかもしれない。*1
しかしそれにしても、最初夫と別れて実家に戻ってきた娘(アーシャママ)に、「世間体が」と文句ばかりぶつけていた祖母が、二度目は妙にすんなりアーシャママを家に入れたというのは、なんなんだろう。
なお、最後は泣かせてくれます。
この映画では、どういう家にそれぞれが住んでいたのか、とか、要チェックな気がする。住居と階層と文化的行動様式(再婚相手の李父子に対する、「テレビばっかり観て。教養のかけらもない!」というアーシャのコメントがあった)。
ところで、アーシャ(15歳)がくるくるペンを回すのが気になりました。あれって中国の若い人もやるもんなんだ?
*1:「おかあさん一人だったら、どこでだって寝られるんだから!」という台詞があった。これなんかは、威勢がよいと云うよりは、悲しく聞こえてしまう。