インストール待ちの間に読んだ本

ソード・ワールド２．０短編集 女神の国の逃亡者 (富士見ドラゴン・ブック)

　SW2.0の初短編集。いまいちインパクトに欠ける。なんかこう、癖がないというか、地味である。

駆け出し魔法使いとはじまりの本 (創元推理文庫)

　1983年刊。こんなシリーズがあったんだ、と思っていたのだが、もう少しシリーズ出てからにしよう、と待ちを決め込んでいた。何ヶ月か前に入手してからも、なかなか読めなかった。やっとすきまの時間に読むことができた。
　いじめっ子に追われて逃げ込んだ町の図書館で、ふとした拍子に主人公ニータが手にした本は、実は魔法の教本だった。その本に書かれている「誓約」を口にしてからは、世界の姿がすっかり変わって見えるようになった。同じように駆け出し魔法使いであるキットと知り合って、いじめっ子にとられたお気に入りのペンを取り返そうと呪文をとなえたら、異世界への門が開いて……というお話。華やかに魔法がとびかう、現代シティ・ファンタジーである。

(101)(102)