テレビドラマの中の女性・働く女性と恋愛(仮)

 以前書いたように、今年度のゼミではずっとテレビドラマの中のジェンダーの問題を扱っているわけですけど、今日はいちばん作業が進んでいる3人グループの報告「働く女性と恋愛(仮)」でした*1
 作業的にはいちばん進んでいるとはいえ、中身的にはどうよ?というか、報告の1行目から問題が持ち上がったり。


 近年、女性が働くということはごく当たり前なことになってきている。
 ……いや、それはそうかもしんない。(笑)だけど、「近年」っていつぐらいからなのかとか、「働く」ってどこでどういうふうに働いているのかとか、「当たり前」って100年前だって女性は「当たり前」に(農家等で)働いてたんじゃないのか、とか、これって高校生の小論文の記述以下だね的な評*2をあえてさせていただきました。キミら、そういうことをだいがくとかいうとこでべんきょーしてたんぢゃないの。
 あとはまあ、対象はどういう規準で選んでなにとなにとか、方法としてはこれとこれとかいう部分は、書き方には難点はあるけど、そんなに大きな問題はなかったでしょう。ストーリーの典型的プロットの抽出なんかも、比較的手際よく、整理されてできていたし。もちろん、今日の報告の範囲じゃなかったけど、それがテレビドラマの時系列的展開の中でどのような意味を持つのかとか、いくつかある典型的プロット相互の関係とか、そのへんの考察がいちばん重要になってくるわけで。
 ほか、先々週から持ち越しだった、90年代初頭の恋愛ドラマ(今回は「同級生」だったけど、「東京ラブストーリー」もかな)における「主人公二人が結ばれない形でのハッピーエンド」についての報告と、これまた3週間か4週間前から持ち越しだった卒論の報告(「萌えとジェンダー」)もありました。今日のお菓子はポテチと甘納豆とクッキー?、飲み物は甘ったるいカフェオレというかコーヒー牛乳となっちゃん(オレンジ)でした。

*1:つーか、このタイトルももうちょっと気の利いたふうにならんかね。

*2:高校生の皆さんには失礼なことを言ってしまいました。ごめんなさい。