特殊講義・「第二の波」のフェミニズム

 運動の社会的背景や運動・思想の概略、特にラディカル派の思想・運動、レズビアニズム、日本のリブの言語実践などについての話。(次回まで続くので、予定含む。)
 以前書いたような気もしますが、このへんをちゃんと話すのは、心理的にきついっす。自分の立つ位置を厳しく問いつめられてくるような気分になります。
 やはり彼女たちは運動の中に身を置いて、自らの抱えている問題、仲間の抱えている問題、そして当時の女性たちが抱えている問題と格闘しながら、これらを書いているので、何か高みに立って整理したり紹介したりすることを拒まれてしまうというか、もしそれをするなら、彼女たちについて語るものもまた、己れの抱えている問題をさらけだすよう迫られているかのような、そんな気にさせられてしまいます。もちろんあくまでも気のせいですが、わたしにとっては切実な「気のせい」です。

 ※なお、本サイトの講義のページには、前回アップしたサマリーをほぼそのままアップする予定。