特殊講義:マルクス主義フェミニズム

 先週と今週とマルフェミの話。
 ラディカル派の批判にマルクス主義がどう答えようとしたか、どのような独自の理論構築をするに至ったかを解説。初期マルクス主義フェミニズム(ソコロフなどは「前期マルクス主義フェミニズム」と呼ぶ)から始めて、二元システム論、統一理論、実証分析まで。
 先週二元システム論まで進んだので、今日は統一理論の解説。時間が余りそうだったので、やや詳しくアイリス・ヤングの話などをした(古典的だなあ)。ジェンダー分業の分析の必要性から、実証研究でどんなものがあるか、ということでコウバーンや木本(総合科目・ジェンダーのほうでやっている内容)の調査研究の紹介を。20分ぐらい時間が余ってしまったので、研究室に戻ってきてこうやってblogを走り書きしている。
 来週は年内1回だけ残るので、先へ進むのではなく、リベラル・フェミニズムの現代的形態について触れてみたい。学生の皆さんは、前半部分のレポート提出をお忘れなく。