ゼミ旅行・2日目

 8時起床。7時ぐらいから、ゼミ生一人の携帯が目覚まし代わりに鳴りまくっていたが、最終的にはモーニングコールで起こされた形。10時前に宿を出て会津若松へ向かう。「城に行きたい!」という約1名のたっての希望で、まずは鶴ヶ城へ。入場料を払って、城内を一周する。
 ここにも売店があって、昨日行ったうるし美術館と同じ商品もいくつか置いてあった。しかし明らかに違うのが品揃えである。もちろん種類や数も美術館の方が豊富なのだが、たとえば鶴ヶ城売店にあるアクセサリなどは、カラフルで派手なものなのに対して、美術館に置いてあった藍色のグラデーションのペンダントなどのほうが、シックで上品。品数というよりは、場所によって置くもののタイプを変えているということだろうか。
 移動しようとしたら、西出丸の駐車場へ向かう途中で、ボランティアの人に声をかけられた。「鐘をついていきませんか?」訊くと、ちょうど十二時で、毎日鐘をつく時間なので、できれば来訪者に鐘をついてもらいたいのだという。了承して貴重な体験をしに鐘撞堂へ。3つ捨て鐘をうったあと、ちょうど九ツ刻なので9回鐘を分担してつく。
 その後は食事ということで、近くのそば屋へ。まあ普通のそばだったと思うのだが、変わっていたのは、天ぷらで出てきたにんじん。薬用にんじんのようなものだと思うのだが、見た感じは「ごぼう?」で、味もかなり苦い。でもごぼうでは、明らかに、ない。やはりにんじんなのである。あまり「おいしい」というものではないが、「体にいいのかも」ということで自分を納得させる。めずらしいものではある。*1
 最初は飯盛山とかにもいくつもりだったらしいが、時間がないので、計画を変更して猪苗代湖へ戻る。ここで野口英世記念館や世界のガラス館を見て回る。わたしはもう何回目かなので新鮮味はないが、ガラス館で冷酒杯とピッチャを購入。気に入ったものを手に取っただけなのだが、いつもの伝で若干お高いものだった。*2
 なんだかんだで4時ぐらいになったので、白鳥がたくさん浮かんでいる湖を横目で見ながら帰途についた。だいぶ疲れていたらしく、川嶋あいを子守歌にうとうとしながら車にゆられていた。買い物などもして帰り着いたのは、午後6時少し前だった。

*1:いわゆる高麗人参のようである。福島、特に会津地域が国内での生産量がかなり多いらしい。(2004/12/23)

*2:実は前日も、よさげな箸があったのでどうしようか迷ったのだが、値段を見たら、2膳で1万円札あっちいっちゃうぐらいだったので断念できた。